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【坂本屈伸道のやり方】渋沢栄一の健康法を簡単に分かりやすく!

坂本屈伸道のやり方

 

この記事では、渋沢栄一が晩年に行っていた健康法「坂本屈伸道」のやり方を、理学療法の知見も加えて、簡単に分かりやすくお伝えいたします。

坂本屈伸道は、「渋沢栄一の長生き体操」としても知られています。

晩年においても忙しかった渋沢栄一は、シンプルかつ短時間で行えて、効果を実感できたことで、坂本屈伸道を推奨していました。

 

坂本屈伸道とは?

坂本屈伸道は、明治時代の終わりに、新潟県新発田(しばた)市出身の柔術家、坂本謹吾が考案した健康運動法で、大正時代末期から昭和初期にかけて全国に広まりました。

 

坂本謹吾は、寒中水泳に耐えうる体作りを行う課程で、屈伸道を見いだしました。

 

渋沢栄一は、81歳(満年齢)の頃に、坂本謹吾と同じ新発田市出身の内閣書記官長(現在の内閣官房長官)高橋光威(みつたけ)より坂本屈伸道を勧められて、行い始めています。

 

より多くより長く世の中に尽くすために健康でいることの必要性を感じていた渋沢栄一は、坂本謹吾を私邸に招き、熱心に教えを受けました。

 

そして、渋沢栄一は、坂本屈伸道を毎日行って健康状態が上向いたとして、原敬、加藤高明など歴代の首相や井上準之助(大蔵大臣)といった政界の重鎮に屈伸道を勧めていました。

 

坂本屈伸道は、内臓の血流を活発にして、内臓の働きを高めることができる運動法です。

 

また、続けることで、呼吸が深くなる、背骨の矯正になる、自律神経のバランスが良くなるなどの効果も期待できます。

 

短時間で行える坂本屈伸道は、生涯現役で忙しく活動していた渋沢栄一の健康を支えました。

 

江戸時代に生まれた渋沢栄一が、91歳まで長生きし、活躍し続けられた秘訣がここにあります。

 

 

坂本屈伸道 正式法(併用法)やり方

 

では、早速、実際に行ってみましょう!

画像はすべて、国立国会図書館デジタルコレクション 坂本謹吾著『弾力性健康法 坂本屈伸道』より転載いたしました。

画像の人物は、坂本謹吾その人です。

 

1.始まりの姿勢

肩の力を抜き、すらりと背筋を伸ばします。

正座がきつい方は、椅子に腰かけて行います。

 

 

2.座礼(敬礼)

お辞儀をし、「ありがとうございます」と言って、天と地、大自然の偉大なる恩恵に感謝します。

そして、「大自然の働きそのままの屈伸道に入っていきます」と心の中で念じます。声に出しても良く、宣言する意味合いがあります。

 

 

3.屈(体を屈める)

あごを引いて、首の上の方から、背骨を丸めるように上半身を屈めていきます。

身体が屈むにつれて、両肘は軽く外に開きます。

 

 

4.虚(お腹を凹ませる)

屈めた体はそのままにして、おへその下に力を入れて、お腹を凹ませられるだけ、凹ませます。

 

 

5.実(お腹を膨らませる)

お腹の力を緩めながら、お腹を膨らませて、元のお腹の位置に戻ります。

 

 

6.伸(体を伸ばす)

体をおへそのあたりから伸ばしていきます。

腰から上に向かって体を反らせていき、首も少し後ろに反らせます。

 

 

7.元の姿勢

顔を正面に戻し、始まりの姿勢に戻ります。

 

 

8.一連の動作を繰り返す

1.始まりの姿勢 → 3.屈 → 4.虚 → 5.実 → 6.伸→ 1.元の姿勢 までの一連の動きをゆっくりと、5回から10回、繰り返します。

5分~10分行います。

 

 

 

9.座礼(敬礼)

最後に、再び座礼をします。

「ありがとうございます」と、天と地、大自然の恩恵に感謝します。

座礼で終わることで、股関節の働きが高まり、また、大自然とのつながりを保ったまま日常に戻れます。

 

 

 

【屈伸道を行う上でのポイント】

・肩の力を抜いて、心地よく動ける程度の力で行いましょう。

・静かにゆっくり動くようにしましょう。

・呼吸は意識せずに自然な呼吸のままで行います。動きに呼吸を合わせて行っても良いです。

・背骨やお腹など、自分の身体の内面から感じる感覚に意識を向けると効果が高まります。

・屈、虚、実、伸の一連の動きを30秒~1分くらいかけて行います。

・この一連の動きを5回~10回くらい繰り返しますが、1回だけでも良い運動になります。

・食後は1時間くらい経ってから行うようにしましょう。

・以下のような場合は、中止してください。

38℃以上の熱があるとき。

痛みが強いとき。

出血しているとき。

骨折など、ケガの急性期。

出産前後。

体調の急変時。

その他、手術後など安静が必要なとき。

 

【期待できる効果】

・内臓の血流が良くなり、内臓の働きが高まる。

・心臓に多くの血液が戻り、拍出され、全身の血流が良くなる。

・背骨の矯正になる。

・姿勢が良くなる。

・体が柔らかく大きく動かせるようになる。

・呼吸が深くなり、筋肉や脳に酸素が行き渡るようになる。

・自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが整う。

・代謝が良くなって、脂肪が燃焼されやすくなる。

・免疫力が高まる。

・自然治癒力が高まる。

 

 

誰にとっても健康は大切です。

坂本屈伸道は、シンプルでありながら、とても奥が深く、効果の高い優れた運動法です。

坂本謹吾は、病気、疲労、加齢によって減退した人体弾力性を養うことができると説いています。

是非、お試しになって、日々の健康管理にお役立てください。

 

屈伸道と共に、渋沢栄一体操もどうぞ。↓

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